【近鉄 vs JR】京都駅から奈良駅(奈良公園)への行き方〜電車で行く方法・乗換テクニック〜

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京都から奈良へのアクセスへは近鉄とJRの2ルート

奈良は京都よりも歴史は古く、奈良時代や飛鳥時代からの観光名所がたくさんあります。しかし、東京から行く場合、新幹線で京都に降りた後、奈良まで移動する必要があります。

東大寺や興福寺、春日大社、山焼きで有名な若草山など見どころが多い「@奈良公園ゾーン」へは、「奈良駅」が最寄りです。

京都から「奈良駅」へのアクセスは近鉄とJRの2ルートがあります。

 

奈良公園へは、近鉄奈良駅かJR奈良駅が最寄り駅

東京から奈良へのアクセスは、新幹線(東京〜京都:2時間)+近鉄電車(京都〜近鉄奈良:40〜50分)がメジャーです。

しかし最近はJR奈良線の複線化が進み、運転速度が向上し「みやこ路快速」なども運行によりJRによるアクセスの増えてきています。

近鉄奈良駅とJR奈良駅は約1キロぐらい離れています。奈良公園へは近鉄奈良駅からがやや近いです。

JR奈良駅からは三条通り商店街を抜けていくので、ぶらりとお買い物やお饅頭などを買い食いしながら、奈良公園へ行くことができます。

京都から奈良へ 「近鉄・JR」比較

奈良駅へのアクセスには近鉄とJRの2つのルートがあります

近鉄電車は、電車の本数が多いのがメリットですが、奈良行きの直通する電車でない場合、大和西大寺駅で乗り換え (と言っても、同じホームか向かいのホームの電車に乗り換えるだけです)が必要です。また特急を利用する場合は特急料金が別途必要です。特急料金不要の急行の場合、いわゆる通勤電車スタイルの電車なので、旅情気分が少し減る点がデメリットです。

JRの場合、奈良行きの「みやこ路快速」はクロスシートで旅情気分が味わえます。しかしJR奈良線は一部単線区間があるため、 近鉄よりも本数が少なく、みやこ路快速は1時間に2本しかありません。また時間帯によってはみやこ路快速は走っていませんので注意が必要です。

 

  近鉄ルート
(近鉄奈良駅)
JRルート
(JR奈良駅)
乗り場 「新幹線中央出口」の真正面が、近鉄電車の乗り場です。

新幹線から下りると目の前に「近鉄京都駅」の看板と、電車が見えるので、すぐわかります。

近鉄特急に乗る場合は「特急券」を買う必要があります。近鉄はICカードが利用できるのでその場合は特急券だけを別に買えば良いです。

特急券は切符売り場やホームの券売機で買えます。指定席のみで自由席はありません。

JR西日本の8・9・10番ホームが奈良行きのホームです。

ホームは京都駅で一番新幹線寄り(南側)にあり、頭端式となっています。

若干わかりにくいので「JR奈良線」の案内板を頼りに行くと良いです。

なお新幹線からは「新幹線中央乗換え口」からが近いです。

※余談ですが、JR奈良線は奈良行きなのに、奈良県内を走らない(京都府内のみ)という不思議な路線です。

電車の種類 急行・・・近鉄電車は、基本的に通勤電車スタイル(ロングシート)の電車です。旅情気分が出ないのがデメリットです。でも、車内で京都の学生同士の会話を聞いて楽しむ(思わず笑ってしまうこともあります)など、東京では味わえない楽しみもあります。

特急・・・座席指定。特急料金が追加で必要です。

近鉄特急は「あおによし」や「2階建てビスタカー」「伊勢志摩ライナー」などバリエーションが多く、旅情気分が高まります。別途特急料金が必要なのがデメリットです。

写真は「伊勢志摩ライナーの車両」です。時間帯によっては奈良行きの特急として運転されることもあります。

奈良行き以外の特急(橿原神宮前行き、賢島行き)に乗った場合は、途中の「大和西大寺」駅で下車して、奈良行きに乗り換えします。(西大寺から奈良は2駅)

 

特急利用の場合で、3人〜5人の場合、「地下の席(階下席)」というと、ラウンジのような個室を利用することもできます(ビスタカーという二階建ての電車で、空席があれば・・・)

また

 

みやこ路快速 (クロスシート)

みやこ路快速は、向かい合わせのクロスシートで、旅情気分を楽しむことができます。JR奈良線は単線区間が多く、電車の本数が少ないのがデメリットです。

※現在、複線化工事を行っています。

所要時間 急行で50分程度

特急で40分程度
みやこ路快速で45分程度

普通電車で65分程度

料金(2023/5時点) 760円
特急に乗車する場合は、別途特急券520円を事前に購入する必要がある)
720円 
運行頻度 特急奈良行き・橿原神宮前行き賢島行き

・・・1時間に3本程度

 ※英語表記の場合はこんな感じ

ちなみに、夜の9時台でもこのぐらいのペースで運行しています。


急行奈良行き・橿原神宮前行き天理行き大和西大寺行き

・・・1時間に3本程度

奈良行き以外(例えば、天理行きや橿原神宮前行き)の場合、途中の「大和西大寺」駅で下車して、「奈良」行きに乗り換える必要があります。乗り換えは特に難しくありません。

乗り換え方法は以下に紹介します。

みやこ路快速奈良行き)

・・・1時間に2本(昼間は毎時4分頃と34分頃)

 

その他 普通電車も走っていますが、大和西大寺駅まで 70分程度要するので、特急急行をおすすめします。

ちなみに、時間帯によっては京都市営地下鉄「国際会館駅」から直通運転の奈良行きの急行(1時間に1本 レベル)もあります。これは近鉄京都駅では乗車できず、途中の「竹田駅」から乗車できます。駅のアナウンスや案内板を確認してください。

普通電車も走っていますが、奈良駅まで65分程度要するので、みやこ路快速をおすすめします
時刻表 近鉄京都駅の奈良行きの時刻表 JR京都駅の奈良行きの時刻表

 

近鉄電車で奈良へ行く方法

近鉄電車は様々な行き先と種別があり、初めて利用する人は馴染みのない地名や様々な種別に戸惑うことが多いと思います。特に、奈良行きの直通電車以外で奈良へ行く場合、乗り換えがあります。しかし、慣れれば簡単です。

近鉄電車でのアクセス

◆奈良行きの直通電車は乗り換え不要です(@)。

◆橿原神宮前天理行き、賢島方面の電車は、近鉄橿原線(大和八木方面)へ進みますので、大和西大寺駅で乗り換えます(A)。ちなみに、乗り換えは簡単です。

◆京都方面からの電車は、大和西大寺駅の1番線・2番線に到着します。

◆奈良方面の電車は、同じく、1番線・2番線から発車します。そのため、乗り換えは、降りたホームでそのまましばらく待つと、次々に奈良行きの電車がやってきます。快速急行(快急)急行区間準急準急普通、どれに乗ってもかまいません。奈良までは2駅で5分程度です。

大和西大寺駅での乗り換え

ちなみに、大和西大寺駅では、このような行き先案内版があるので、どこ行きが何番線から発車するかがわかります。しかし・・・ 奈良行きの表示はありません。奈良行きは数分程度の間隔で次々と来るため省かれています。

※2018年3月のダイヤ改正で、奈良と橿原神宮前行きの連結運転は無くなりました。

 切り離し作業

連結していた特急は、西大寺駅で切り離しをしていました。

 

近鉄の路線図

近鉄は複数の種別があり停車駅が異なるので停車駅が一目でわかる路線図(大阪・奈良エリア)があると便利です。

【近鉄電車の路線図】JRとの位置関係を考慮した電車路線図(大阪・奈良)

<どうでもいい情報> 電車を通り抜ける乗り換え

上の図や写真にもあるように、西大寺駅の4番ホームと5番ホームは、同じ線路です。電車のドアは、左右とも開きます。そのため、3番線から6番線への乗り換えや、6番線から3番線の乗り換えは、駅の階段を通らず、電車を通り抜けて乗り換えができます。楽なので、一度、試してみましょう。

<ミニ情報> 京都駅でお弁当やおにぎり、お酒が比較的安く買えるお店

新幹線中央出口の真正面が、近鉄電車の乗り場です。

この写真の、右側(紫色の看板)のエスカレーターを下り、少し進むと、近鉄系列の食料品のお店(近鉄ハーベス)があります。ここで、お弁当やおにぎり、ビールなどを購入することができます。(値段は売店よりも安めです。夜になると5割引で買うことができる商品も?!)

奈良のメジャー観光ゾーン

奈良は「奈良公園・西ノ京」「明日香・飛鳥」「吉野」「法隆寺」が観光エリア

奈良の観光地は、メジャーなところでは @奈良公園ゾーン A飛鳥ゾーン B吉野ゾーン C法隆寺ゾーン に分かれます。その他にも、桜井市から宇陀市に渡る長谷寺、談山神社、安倍文殊院、葛城市の当麻寺、橿原市の藤原京、はたまた邪馬台国の卑弥呼時代の遺跡ではないかと言われている巻向遺跡など、いろいろな史跡がたくさんあります。南の方へ行けば、吉野山、さらに南へ行くと、天川村・十津川村などの秘境があります。

ちなみに、奈良は有名な観光スポットがたくさんあるにも関わらず、なぜか日本で一番宿泊客が少ない県になっています。

是非とも奈良で宿泊してください!

(早朝の奈良公園は、空気が澄んでいて、めちゃくちゃ気持ちいいです!!)

では、さようならーー。