奈良は京都よりも歴史は古く、奈良時代や飛鳥時代からの観光名所がたくさんあります。しかし、東京から行く場合、新幹線の駅がある京都と比べて、奈良は少し身近ではない感じがあります。そんな奈良県の観光スポットを奈良出身で東京在住の筆者が、実際に調査した上で、ご案内します。
奈良の観光地は、メジャーなところでは @奈良公園ゾーン A飛鳥ゾーン B吉野ゾーン C法隆寺ゾーンに分かれます。しかし、それ以外にも、長谷寺や当麻寺、藤原京、はたまた邪馬台国の卑弥呼時代の遺跡ではないかと言われている巻向遺跡、原生林が広がる大台ケ原など、いろいろな史跡やお寺がたくさんあります。ただし、分散しているので、初めて奈良を観光する人からは難しいところです。
一日に複数のゾーンを観光・散策するのは難しいので、行きたいところを絞っていくほうが良いです。
(1)東大寺・春日大社・興福寺・若草山・博物館(近鉄奈良駅/JR奈良駅)
(2)西大寺・平城京(近鉄 大和西大寺駅)
(3)薬師寺・唐招提寺(近鉄 西ノ京駅)
橿原神宮前・明日香村(近鉄 橿原神宮前駅・近鉄 飛鳥駅)

| ゾーン | 観光スポット | 情報 | 最寄り駅 |
@奈良公園ゾーン![]() |
★興福寺(五重の塔など) ★東大寺(大仏殿・正倉院・戒壇院) ★春日大社 ★猿沢の池・浮見堂 ★鹿(鹿せんべい) ★奈良国立博物館 ★若草山 |
【特徴】
奈良で有名な神社・寺院が集まっている奈良公園。鹿が信号待ちをしていたりと、非日常的な風景があります。
【散策テクニック】 徒歩での散策が必須。 近鉄やJR奈良駅から三条通り商店街でちょっと買い食いをしつつ、五重塔を眺め、池に浮かぶお堂を探検したり、鹿に鹿せんべいをやったりと、ぶらぶらしながら散策するのが良い。 東大寺大仏殿や、うっそうとした森の中にある春日大社へのお参りなども歩いて楽しめる。ちなみにエネルギーがあれば、東大寺の奥を進めば、若草山の麓に行けるので、ハイキング気分も味わえる。疲れたら、巡回バスを利用すると駅まで楽に帰れる。 【所要時間】 ゾーンをすべてを回るには一日程度がちょうど良いです。しかし、奈良国立博物館なども見学すると、もう少し時間がほしいところ。 【駐車場】 奈良公園周辺は土日は渋滞し、駐車場の容量も少ないので、車はお勧めできません。古都に渋滞は似合わないですし?! でも、車で来てしまったときは、JR奈良駅の西側に数百台規模の駐車場が3箇所あるのでそれを利用するのが無難です。⇒駐車場情報 【宿泊場所】
【宿泊場所】
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近鉄またはJR奈良駅
※電車利用がお勧め |
| A飛鳥ゾーン | ★橿原神宮と神武天皇陵 ★石舞台古墳 ★甘樫の丘(大和三山が一望) ★飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ) ★亀石・マラ石・酒船石・猿石 鬼の雪隠・まな板 ★蘇我入鹿首塚 ★飛鳥寺 ★橘寺 ★板蓋宮跡・川原寺跡 ★天武・持統天皇陵 ★高松塚古墳・キトラ古墳 ★国立飛鳥資料館 |
【特徴】 飛鳥時代の面影が残る飛鳥(明日香)ゾーンは筆者一押しの観光ゾーンです。1500年も昔の遺跡が、田園風景に違和感無く溶け込んでいて、しかも、ゴロゴロとある。さらに歴史的に貴重なのにも関わらず、道端にあり、触ったり、入ったりすることができるという不思議なゾーンです。
【所要時間】ゾーンをすべてを回るにはサイクリングで一日程度です。 【散策テクニック】 このゾーンはエリアが広く、歩いて散策するのは大変。かといって、自動車での観光は面白さが半減します。一番のお勧めは「レンタサイクル」です。橿原神宮前駅周辺と飛鳥駅周辺に大規模なレンタサイクルセンターがあり、一日1000円程度でレンタルできます。 (レンタサイクルでの飛鳥散策マップ)
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近鉄橿原神宮前駅
近鉄飛鳥駅 |
東京から一番アクセスがしやすく、東大寺や興福寺、春日大社、山焼きで有名な若草山など見どころが多いのは、「@奈良公園ゾーン」です。東京から奈良へのアクセスは、新幹線(東京〜京都:2時間)+近鉄電車(京都〜近鉄奈良:40〜50分)または、JR奈良線(京都〜奈良:45分)です。
近鉄奈良駅とJR奈良駅は約1キロぐらい離れています。奈良公園へは近鉄奈良駅からのほうが近いのですが、JR奈良駅からは三条通り商店街を抜けていくので、ぶらりとお買い物やお饅頭などを買い食いしながら、奈良公園へ行くことができます。
ちなみに、東京方面から奈良へのアクセスは、奈良駅(奈良公園)までのアクセス方法比較ページで紹介しています。
| スポット | ||
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<モデルコース> 日帰りの場合
この写真の、右側(紫色の看板)のエスカレーターを下り、少し進むと、近鉄系列の食料品のお店があります。ここで、お弁当やおにぎり、ビールなどを購入することができます。(しかも、値段は安め) |
◆奈良へのアクセス 近鉄 vs JR
近鉄電車は、電車の本数が多いのがメリットですが、奈良行きの直通でない場合、大和西大寺駅で乗り換える必要があります。また特急を利用する場合は特急料金が別途必要であること、急行の場合はロングシートで旅情気分が少し減るのがデメリットです。
JRの場合、奈良行きの「みやこ路快速」はクロスシートで旅情気分が味わえます。しかし、1時間に2本しかないので、注意が必要です。
| 近鉄ルート (近鉄奈良駅) |
JRルート (JR奈良駅) |
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| 乗り場 | 「新幹線中央出口」の真正面が、近鉄電車の乗り場です。 | JR西日本の8・9・10番ホームが奈良行きのホームです。
東海道線(JR京都線)とは違った場所にホームがあり、わかりにくいので、案内板を頼りに行くと良いです。新幹線からは、「新幹線中央乗換え口」から行くのが近いです。 |
| 電車の種類 | 急行・・・近鉄電車は、基本的に通勤電車スタイル(ロングシート)の電車です。旅情気分が出ないのがデメリットです。でも、車内で京都の学生同士の会話を聞いて楽しむ(思わず笑ってしまうこともあります)など、東京では味わえない楽しみもあります。
特急・・・座席指定。特急料金(510円)が追加で必要。 近鉄特急は、2階建てのビスタカーや伊勢志摩ライナーなどバリエーションが多く、旅情気分が高まります。特急料金が必要なのがデメリットです。 写真は京都から伊勢の賢島まで行く「伊勢志摩ライナー」です。 |
みやこ路快速 (クロスシート)
みやこ路快速は、向かい合わせのクロスシートで、旅情気分を楽しむことができます。JR奈良線は単線区間が多く、電車の本数が少ないのがデメリットです。(複線化工事を行って居るとのことです) |
| 所要時間 | 急行で50分程度 特急で40分程度 |
みやこ路快速で45分程度 |
| 料金 | 620円 (特急に乗車する場合は、別途特急券510円を事前に購入する必要がある) | 710円 |
| 運行頻度 | 特急(奈良行き・橿原神宮前行き※・賢島行き※)
・・・1時間に3本程度 急行(奈良行き・橿原神宮前行き※・天理行き※・大和西大寺行き※) ・・・1時間に3本程度 ※奈良行き以外の場合、途中の「大和西大寺」駅で下車して、「奈良」行きに乗り換える必要があります。乗り換えは特に難しくありません。 |
みやこ路快速(奈良行き)
・・・1時間に2本(昼間は毎時4分頃と34分頃)
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| その他 | 普通電車も走っていますが、大和西大寺駅まで1時間10分も要するので、特急か急行をおすすめします。
ちなみに、午前・お昼の時間帯は、近鉄京都駅からではなく、地下鉄の「国際会館駅」からやってくる急行(1時間に1本)もあります。これは竹田駅から乗車できます。 |
普通電車も走っていますが、奈良駅まで1時間20分も要するので、みやこ路快速をおすすめします。 |
| 時刻表 | 近鉄京都駅の奈良行きの時刻表 | JR京都駅の奈良行きの時刻表 |
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<ミニ情報> お弁当やおにぎり、お酒が比較的安く買えるお店
新幹線中央出口の真正面が、近鉄電車の乗り場です。
この写真の、右側(紫色の看板)のエスカレーターを下り、少し進むと、近鉄系列の食料品のお店があります。ここで、お弁当やおにぎり、ビールなどを購入することができます。(しかも、値段は安め) |
| ・ | 大和西大寺駅での乗り換え方法 |
奈良行きの直通電車は乗り換え不要です(@)。
橿原神宮前や天理行き、賢島方面の電車は、近鉄橿原線の方へ進んでいきますので、大和西大寺駅で乗り換えが必要です(A)。ちなみに、乗り換えは簡単です。
京都方面からの電車は、大和西大寺駅の1番線・2番線に到着します。
奈良方面の電車は、同じく、1番線・2番線から発車します。そのため、乗り換えは、降りたホームでそのまましばらく待つと、5分もしないうちに奈良行きの電車がやってきます。快速急行(快急)・急行・区間準急・準急・普通、どれに乗ってもかまいません。奈良までは2駅です。
ちなみに、大和西大寺駅では、このような行き先案内版があるので、どこ行きが何番線から発車するかがわかります。しかし・・・ 奈良行きの表示はありません。 と、いうのも、奈良行きは数分程度の間隔で次々と来るためなのです。
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<どうでもいい情報> 電車を通り抜ける乗り換え
上の図や写真にもあるように、西大寺駅の4番ホームと5番ホームは、同じ線路です。電車のドアは、左右とも開きます。そのため、3番線から6番線への乗り換えや、6番線から3番線の乗り換えは、駅の階段を通らず、電車を通り抜けて乗り換えができます。楽なので、一度、試してみましょう。 しかし、このホームは次々と電車が来るため、途中でドアが閉まることもあり、発車間際の電車通り抜け乗り換えは、ご注意を・・・。 |