【大阪エリア鉄道新線計画】2029年開業!大阪モノレールが延伸する!どんな駅?!どんなところを通るの?!大阪モノレール想定駅&コースマップ


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大阪モノレール延伸マップ

大阪モノレール延伸の想定コースです。

大阪モノレールはさらに南へ延伸され、2029年に延伸区間の開業が予定されています。

門真駅から南方向へ中央環状線沿いに延伸され、終点は東大阪市の近鉄奈良線付近となります。

近鉄奈良線付近には、モノレールの車両基地が設置されます。また近鉄奈良線にも新駅(仮称:瓜生堂駅)が設置されることとなりました。

2020年発表資料

2020年に大阪府が発表した資料から詳しく見ていきましょう。

約9キロの延伸とのことです。既にある大阪の大動脈、大阪中央環状線の敷地を有効活用できることなどが大きく、新たな路線建設にしては費用を抑えられているような印象があります。

新しくできる駅は、松生町(仮)、門真南(仮)、鴻池新田(仮)、荒本(仮)、瓜生堂(仮)の5駅です。

松生町駅(仮)は当初の発表には含まれていませんでしたが、近くに大型ショッピングモール(ららぽーと・コストコ)が建設されることで、利用者の利便性を向上するため 、2021年3月末に駅設置が決定されました。ちなみに「まつおちょう」と読みます。

※松生町駅は2020年時点の発表には含まれていません

駅の間隔は、これまでの開業区間の駅間隔と比べると少し広い印象があります。

モノレールなので時速30キロ程度で、各駅停車となり、速いとは言い切れないものの、新しくできる駅は、どの駅も放射状に延びる鉄道と接続できるため、目的地によっては時間短縮効果は大きいでしょう。

さらに、やっぱり大きいのは大阪空港と直結できる点!なんだかんだ言っても、関西空港より近くて国内線が充実している大阪空港のメリットは大きいですね。しかも万博記念公園や阪大病院など、東大阪市や、奈良方面からやたらと行きにくかった場所へダイレクトに行けてしまうのは、メリットが大きいですね。

では、駅のイメージ図も発表されていましたので、一つ一つ見ていきましょう!

 

◆最新の資料は以下大阪モノレールのHPにありますので、ご覧ください。

https://www.osaka-monorail.co.jp/know/stretching/


門真南駅(仮)

門真南駅では、地下鉄長堀鶴見緑地線との接続が可能となります。

思いっきりジャンクションの真下に駅があるイメージ図となっています。

地下鉄の門真南駅と若干距離がありそうですが、連絡通路などで直結できるようになるのではと想定しています。


鴻池新田駅(仮)

鴻池新田駅では、JR学研都市線の鴻池新田駅との接続が可能ですが、モノレールの駅はJR学研都市線の西側となり、少し距離が離れてしまいます。

乗り換えには注意が必要な駅となりそうです。

イラストを見る限り、中央環状線の南向きと、近畿自動車道との間に駅ができるようです。

JR学研都市線の高架の絵が右側にチラリと見えており、学研都市線の南側に駅ができそうです。

しかも、連絡通路のようなイラストもあり、モノレールの鴻池新田駅から学研都市線の鴻池新田駅との間は歩行者デッキで直結されるのでは?!と想像できます。ちょうど府立高校の北側にデッキができると、鴻池新田駅へスムーズにアクセスできそうです。ただ400m程度、距離がありそうですが・・・。

楽しみですね。


荒本駅(仮)

荒本駅では、地下鉄中央線と直通している近鉄けいはんな線の荒本駅との接続が可能です。

この区間だけ、中央環状線を外れ、大きく東に迂回します。ここでは市道の上をモノレールが通る予定です。

ちょうど、東大阪市役所とイオン東大阪店の付近に軌道が建設される予定です。

駅は、けいはんな線 荒本駅の少し北側、今のイオン東大阪店の場所に設置される予定です。

大阪府立中央図書館や東大阪市役所へのアクセスが便利になります。

なお、イオン東大阪店はモノレール建設に関係して、2021/3に惜しまれつつ閉店となりました。

このイラストからは、西側にある大阪府立中央図書館とモノレール駅とがデッキで直結されそうですね。

奥のスペースにイオン東大阪の後継となる、大型商業施設ができればいいですね!!

モノレール駅は地下鉄荒本駅より北側なので、若干、距離が離れてしまうかもしれません。

 

↑2020年8月 時点の写真です。このイオンが解体されて、駅になる予定です。

まだきれいな建物なのに、解体されるのはちょっともったいないですね・・・。モノレールの駅と同時に、駐車場が広く、パークアンドライド拠点にも使える大型商業施設ができればいいですね。

 

↑この片側2車線の道路のところにモノレールの軌道ができます。

 

↑この斜めの道路に沿ってモノレールの軌道ができる予定です。

ちなみに高速道路のジャンクションの地下には近鉄東大阪線が走っており、ジャンクションの東側に地下鉄中央線荒本駅があります。


瓜生堂駅(仮)

瓜生堂駅では、近鉄奈良線の八戸ノ里駅〜若江岩田駅間の交差部に設置が予定されています。

現在、近鉄奈良線は、八戸ノ里駅〜若江岩田駅間に駅はありませんが、今後、瓜生堂駅が設置される予定です。

なお、瓜生堂周辺は2019年度に交差点が整備され、下地は整ってきています。

モノレール駅は、中央環状線と近畿自動車道との間のスペースにできそうです。

イラストを見ると、近鉄奈良線の新駅の真上にモノレールの駅ができそうです。

もしも近鉄の瓜生堂駅プラットフォームから直接モノレールに乗り換えができればとても便利ですね。

なお、新しく瓜生堂駅の北側、中央環状線と近畿自動車道の間にモノレールの車庫が設置される予定です。

余談ですが、瓜生堂駅予定地の北東側、現在ニトリモール(以前は近鉄ハーツ)があるところには、昔、近鉄の車庫(少し小さめの車庫)がありました。またこの付近にまたもや車庫ができるとは、びっくりですね。

 

近鉄奈良線の高架は、駅設置を想定してか?!十分なスペースが用意されています。

 

昔はここに近鉄の車庫がありました。その後、近鉄ハーツとなり、現在はニトリモールとなっています。


全体マップ

全体ではこのようになります。延伸区間は大阪の東部と大阪の北部の直結ができ、沿線には、大阪空港や万博記念公園、阪大病院などもあり、通勤・通学・病院へのアクセスが一挙によくなるのではと期待できます。特に大阪市内を通らなくてもよいため、朝の通勤ラッシュを避けた通勤なども実現できそうです。

まだまだ先ですが、開業が楽しみですね。(2020/4/4、2021/4/1更新、2023/3/29更新)